フラクタル 第5話 「旅路」

フラクタル　　第5話　「旅路」


『有り得ない…掃除なんてオールドファッション…屈辱だぁ…』　僧院からの追っ手
から逃れ、スンダ達の船に乗り込んだクレインとフリュネ♪スンダにとっては
フリュネとネッサさえいれば、クレインは付録…此処にいたけりゃ働けって事で
トイレ掃除や荷物運び…そして洗濯物を干場に持って行くと…『ご苦労さん…』




クレインのズボンも汚れているからと無理やり脱がされると、なんと！クレインこそ
オールドファッションじゃないかっ！誰得～！？（笑）



※ま～クレインのおふんどし姿なんか誰も見たく無かったと思う…･:*ゞ(∇≦* )ガハッ

ネッサはこの船のどこかにいる…クレインは探すが一向に出てこない…『ネッサは
嫉妬してるのかもしれません…』と言うフリュネ…この機会だから色々聞いてみる…
追われていた理由…そして『世界の愛しい娘達ってどういう意味？』何も答えない
フリュネ…『１つだけ答えて、君はネッサの事、嫌いなの？』『あの子を好きに　
なってはイケないんです』『どういう事？』『…』答えようとはしない…そんな中…




システム異常が起きて、船内の温度が上る！『何か有ったの？トラブル？手伝える
事が有れば…』しかしクレインは追い出されてしまう♪しょうがなく一人、トイレの
端末にアクセスして独自に解析…爺さん達も四苦八苦…しかし…『ん？これは…』
爺さんに報告『聞いて下さい！ノイズ気付いてますよね？もしかしたらネッサかも』　
ネッサ探し大作戦！ネッサが歓びそうな事をすると出てくるかもって踊ったり…(^_^;)




『あ！いた！ネッサ！』あっちこっちに現れては消え、消えては現れる…しかし…
ハッチを開けて出て行こうとするフリュネ…『無駄だよ、システムトラブルでハッチは
作動しない、戻ってフリュネ！』『私がいるからネッサが出てこないんです！だから』
『違うよネッサは多分、タダかくれんぼを楽しんでるんだ…ネッサは自由な奴だし』
『だからブローチから出さないで欲しかった…』　





僧院にとって大事なのはネッサ…だからブローチのまま、一緒に総てを終わらせ
たかったフリュネ…『終わらせる？違うよ、終わらせちゃったらきっと何も始め
られないじゃない』『貴方は何も分かって無い』『だったらちゃんと話してよ！
言ってくれなきゃ分からないに決まってる！』　『もう、構わないで！』　　

え


一人になったフリュネの前にネッサが現れ『フリュネ？フリュネも隠れてるの？』
『ネッサ…』『悲しいの？』『隠れてるだけ…見つかったね』『ネッサ、フリュネ　
見～つけった！』『私の手を捕まえて、皆の所へ連れってて』




ネッサがフリュネを連れて来た事で、かくれんぼも終わり、システムも回復…
そしてフリュネは皆との食卓を囲み、笑顔が少し増えた…コクピットで計器類を
眺めても出て行けとは言われなくなって…奥さん達から赤いおふんを貰った？(^_^;)





※最初に、おばちゃん！二人がかりで、少年のズボン下げるなんて！なんて事！
　酷いわ！私だってした事が無いのに！って思ったのが甘かった！今度は
　ふんどし迄引き剥がしたっ！　（爆）　かなわんな～(^^ゞ

　しっかし…クレインも変な趣味（笑）　履き心地悪そうだけど…現代の我々が
　２千年前の下着に興味はないなぁ～(^_^;)　イヤ…どんなの履いてたの？くらいは
　知りたいかもだけど、履きたいとは思わんよ…多分　…それにしても…超～未来に
　シマのトランクスって有るんだ～(≧∇≦)　ま～服装も現代よりも古いしね
　
　相変わらず、何も言わないフリュネですが、少し分かった事と言えば、ネッサを
　出して欲しくなかった理由くらいですね…

　一緒に終わらせたかった…というのはネッサ共々この世から消えたかった…
　顔を…実態を見てしまって、ネッサを愛おしいと思うと、抹殺しようと言う
　決心が揺らいでしまいますから…(；￣ー￣A ｱｾｱｾ･･･

　労働の後の皆と一緒にワイワイ食卓を囲んでの食事…それまで経験した事が
　無かった、人として極当たり前な事を心地良いと、クラインもグラニッツ一家との
　生活で感じて来たみたいですね♪　

　フラクタルシステム…人を拘束して、操り…自由に考える事も、動く事も出来な
　くして、タダ餌だけを与えられている？何だかペットみたい？なら酷い！って事に
　なるんですけどね…(^_^;)

　餌を与える人がどんな得をするのか？って事ですよ…さ～その理由は如何に？
　って事で、何だかんだ言って、このフラクタル…最後まで見たいと分かりません♪