花咲ける青少年 第25話 埋まらぬ欠片

第25話　埋まらぬ欠片

ﾙﾏﾃｨがｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙでＴＶのｲﾝﾀﾋﾞｭｰに堂々と応じ、声明を発表したのは

ﾘｰﾚﾝ様の演出でした・・そしてﾕｰｼﾞｨﾝ様はｲｻﾞﾍﾞﾗのコネでﾗｷﾞﾈｲへ、

そして花鹿は・・・食料を買い込んでｶｰﾙのｱﾊﾟｰﾄの前で待ち伏せ・・(笑)

ﾕｰｼﾞｨﾝの事が心配でｶｰﾙを訪ねて来たのだが、アポも取っていない

特攻押しかけ(^_^;）しかし・・幸運かな・・ｶｰﾙは夕刻には戻って来ます♪

『誰もいないから気楽に・・・・それで？僕に聞きたい事って？』

花鹿はﾕｰｼﾞｨﾝの事は話しますが、どうやら心配はなさそう・・・

そして話は花鹿とハリーの事に･･ダッドはダッド、私は私と言う花鹿に

『君達親子は本当に理解し合っているんだね、羨ましいよ・・』

父も母も血は繋がっていても、赤の他人より他人だった・・・

父が僕に求めたのはローゼンタール家の後継者として人より秀でる事。父に取って僕は
財産を守る為だけに存在する部下・・・失望させたら捨てらるだろう・・そして・・自分も父の事を
同じ様にしか評価出来ない自分・・・父はローゼンタール財団にとって不適切・・・
もはや必要ないと・・

『ｶｰﾙ！駄目だよ！そんな事言葉にしちゃ駄目だ！言えば言うほど不幸に

なるよ、自分から悲しい事を呼び寄せちゃ駄目だ！』『花鹿・・・』と良い

雰囲気を壊すドアのチャイムと怒鳴り声・・『ｶｰﾙ！居るんでしょう！？』

３姉妹でした・・・月々のお小遣いを減らされて怒りまくる姉達(^_^;）

そして財産の贈与の話しまで発展して・・・『姉さん方、少しお父さんを甘く

見ていらっしゃいませんか？』女好きの父の事・・再婚でもしたら財産の

分与はどうなるか？と脅します(笑)　口惜しい姉達は部屋の電源を切り

発作を起こしてしまうｶｰﾙ！『アノ時みたいにﾋﾟｰﾋﾟｰ泣いたらどうなの？』

※えげつなぁ～～ヾ(*｀Д´*)ノ彡☆パシッ　とんでもない姉達！　しかし・・月10万ドルって
　そりゃ凄いですねぇ～さすがアメリカ財閥のお嬢さま達です！平均的サラリーマンの年収の
　２倍は有ります・・(^_^;）　　しかし・・今迄いくら貰っていたか分かりませんが・・・マルマル使って
　いたのでしょうから、それ以下の生活は中々出来ないですよね(；￣ー￣A ｱｾｱｾ･･･

『帰れ！』明りをつける花鹿♪そして花瓶の水を姉達にぶっかけ・・・

『馬鹿野郎！人の弱みに付け込むなんて最低だぞ！恥を知れ！』

『覚えてらっしゃい！』捨て台詞を吐いて退散♪『いつも情けない処ばかり

見せてるな・・・・僕を産んで捨てた母、憎しみ合うだけの姉達、僕はいつか

女性そのものを憎む様になってしまった・・君に逢うまで僕はそうだった・・』

[

『君は温かい、僕の傍に居て欲しい・・君は僕が唯一心を許せる女性だ・・』

花鹿は『ありがとう、嬉しいよ・・・私だけなんて言わないで、もっと他の

女の子にも心を開いてみて・・・女だからと言って最初から壁を作っら

素敵な人に逢える確率が減っちゃうよ』『あ・・そうだね・・』

違うんだ・・・この先、どんな素晴らしい女性が現われても、僕には色褪せて見える
初めて触れた春風以外欲しくない・・それほど僕は君に恋している・・だから、君を
手に入れる為にはなんだって出来る！君さえ傍に居てくれたら、僕は・・
悪魔に魂を売っても良いんだ・・

※今回はカール回でした、真面目に告白しましたが・・・どうなるでしょうね・・
　セレブも大変ですね、色々と・・このアニメに登場するセレブ達の家庭環境が複雑すぎる・・(^_^;）
　
　リーレン様、ユージィン様、ルマティ、カール・・皆が羨む程の超～セレブで、富、美貌、才能、
　カリスマ性・・・・でも、それだけでも幸せとは限らないのですね・・其々抱える問題が有って
　寂しい思いが有って、欲しいものこそ得られなかったり・・・どんな立場に有っても、人の苦悩は
　必ずついて廻るってことですね☆彡　

　その点、寅之助は能天気でいいなぁ～(笑)