鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 第63話 扉の向こう側

第63話　 扉の向こう側

 

 

 

｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡ うえええん　ちっくしょう！目から汗が出る！今日は暑い！汗だか

涙だか分かんねぇ～！グリードもエドパパも…同じ事を言って逝きました…

『もう十分だ…』充実した人生『ありがとう』そう言って逝けるのが一番良いのですね…

 

 

お父様を素手でぶん殴るエド！倒したか？に見えたが、賢者の石を求めて

グリードへ手を突っ込むお父様！グリードの中ではリンが必死に流失を防ぐが…

『此処でさよならだ、お前まで親父殿に吸収される事はねぇ』グリードは自ら吸収

されて、お父様の身体を脆い炭素に変え様と目論むが…『消えよ！愚か者！』

  

 

仲間が欲しかったグリード…こうして今、消え行く自分を心配してくれる仲間が

居る…《十分だ…もう～何にも要らねぇや…じゃぁな…魂の…友よ》グリード消滅！

　
今や脆くなった消し炭のお父様へ懇親の一撃を加えるエド！賢者の石も吹き飛び

お父様は真理の扉へと　引きすり込まれて行く！　

 

 

 

 

 

 

『何故私のモノにならぬ!?神よ、何が気に要らないのだ？

 

何様のつもりだお前は？』『私は、お前達が世界と呼ぶ存在、或いは宇宙、

 

或いは神、或いは真理、或いは全、或いは一…そして私はお前だ。

 

思い上がらぬ様、正しい絶望を与えるのが真理…だから、お前にも

 

絶望を与えよう…』『止めろ！そこに縛られ続けるのは嫌だ！

 

私はどうすれば良かったのだ？』真理の扉の奥へ閉じ込められる！

 

 

 

 

 

 

 

 

『ゴメンなさい…』泣きじゃくるメイに『お前のせいじゃない…』リンは賢者の石を

通行料に使えと差し出すが『駄目だ…俺達が元の体に戻るのに賢者の石は

使わないと、アルと約束をした』ホーエンハイムも又、自分を使えと言う！

『もう十分生きた…最後くらい父親らしい事をさせてくれ』『バカ言ってんじゃねぇよ！

クソ親父！二度とそんな事を言うな！張り倒すぞ！』エドはアルを取り戻す為に

必死に考える…《何か有る筈だ…何か…》そして…

  

 

『メイ、一寸離れてろ』エドは人体錬成の陣を描く！『一寸行って来るわ！

鋼の錬金術師、最後の錬成にな』　　

 

『弟を連れ戻しに来たか？代価は？』『代価なら此処に有るだろ？

でけーのがよ』真理の扉そのものを代価とする！それを失うと錬金術も

使えなくなる！『錬金術を使えないタダの人間に成り下がるのか？』

『成り下がるも何も、最初っからタダの人間だ…錬金術が無くても皆が

居るって』　『正解だ！錬金術師、持っていけ！全てを！』

  

 

 

 

 

 

『無茶しやがって』『エヘヘっ…兄さんこそ』『さ、帰ろ、一緒に…』『ウン』

『よう～お帰り…』『只今…』『アル様！アルフォンス様～』

『ゴメン、辛い事させちゃったね、ありがとうメイ…』

 

 

 

 

その後…セリムの本体をブラッドレイ夫人に託したエド…アメストリスは

軍上層部を拘束、武装解除されて、ブラッドレイ大総統とセリムは混乱で

戦死したと伝えられ…マスタング大佐がブラッドレイ大総統の意思を継ぐ…

  

 

 

 

『エドワード・エルリックとアルフォンス・エルリック、あの二人の少年が

居なければこの国は滅んで居ました』『ありがとう』アームストロング少尉に

礼を言ってから、一人トリシャの墓迄来たホーエンハイム…

『只今、トリシャ…エドワードが親父って呼んでくれたんだ…クソが着いて

たんだけどな～人より長く生き続けるなんて、しんどい事ばかりと思ってた

だけど、君や息子達に会えて、生きてて良かったと心から思える様になった

充実した人生だった…そうさ、十分だ…ありがとうトリシャ…』

 

『ホーエンハイム？なんだい帰ってたのかい？…バカタレが…なんて

幸せそうな顔して死んでんだい…』♪やぁっと見つけた～新しい朝は…(ﾉД｀)

 

 

 

 

 

※涙でよく見えないよ～
 ホーエンハイムぅ～
アームストロング少尉から息子を誉められますね…

  自分を褒められる事より、子供を褒められる事の方が嬉しいとか、　親冥利とか言いますよね

 

　ホーエンハイムは最後、本当に良い息子たちを持った事、その息子を産み育ててくれた
　妻を持った事を誇りに思って死んで逝けたのでしょうね…(ﾉД｀)　

　最初は『贅沢は言わない…フラスコから出られたら幸せ』と、ささやかに望みを言っていた
　真っ黒クロスですが、それが本心だったか
　それとも、すでに神にとって代わろうと野心を
　持っていたのか
　解りませんが…たったそれだけの、ささやかな望みが、徐々に暴走して
　とんでもない　欲望まで抱く様になるんですね～それが人の性…(^_^;)
　
　だから真理に絶望を与えられた？あの白いのと黒いのは真理の表裏一体の姿だったんだ
　ろうか
　(^_^;)　何だったの？

 

　逆にエドは、錬金術という力を捨て、タダの人間に戻るだけの選択をした…これは謙虚と
　言う事なんだろうなぁ～(^_^;)　　真っ黒クロスケとは真逆ですね…　

 

　こういう人達が幸せになって欲しい！本当に、よくアルを誰も犠牲にする事無く、取り戻し
　ましたよ
　方法なんて全然、思い浮かびもしませんでした
　
　　
　メイが『アル様、アル様』と泣いて居るシーンは何回見ても泣けます　

　これで初めて、リン、メイが顔を合わせましたが、どうなるんでしょう？(^_^;)

　お互い、賢者の石欲しいモノ同士… でも、リンが皇帝になって、シンの国を自分達の

　一族だけでは無く、全ての一族が皆で平和に暮らせる国を作ってくれると思います

　メイちゃんは安心してアルの嫁になってくれ