君に届け 21話 初 雪

21話　初　雪

『なんかさぁ～思いっきりパァ～っとしたい』ﾁﾂﾞの憂さ晴らしにｶﾗｵｹに付き

合った爽子＆ｱﾔﾈ♪帰り道『龍へのﾑｶ付きも収まって来たかな～♪』と

いつものﾁﾂﾞちゃんでホッとする爽子…やっぱり徹に会って話がしたかった

と、言うﾁｽﾞに『今度会ったら　何言う？』『…好き…とか言っちゃったりして

…言わないよ、徹の返事は分かってるからな～』所が…『ﾁｰ』

『ごめん、一寸　ﾁｰ借りるね』ﾁﾂﾞに会いに来た徹♥

《どうかﾁｽﾞちゃんが、言いたい事を言えます様に…》と思う爽子です♪

『仕事は？泊まってくの？…家着くのは夜中だね』『つまんねぇ～事　気に

すんなよ』《イヤ…嬉しいんだ…嬉しいんだよ》徹はﾁﾂﾞとの思い出を再現

する様に懐かしい道、場所を二人で歩く♪昔の様にアンマンと肉まんを

半分こして食べたり…夜遊びの帰り道、街灯の下に子供がいて驚い事

ソレがクワガタ採っていたﾁｽﾞだった事、星空を見ながら帰った事…

『良く、覚えてるね』『覚えてるよ』龍に泣かされていた原っぱ…『今でも龍に

泣かされたりしてんの？』『してないよ！ただ、私が勝手にﾑｶついたり八つ

当たりしてるだけで…』『龍は優しいもんな…似合ってるよ制服』『何で、

結婚しようと思ったの？』『この子と一生一緒に居たいと思ったんだよな』

《私もちっちゃい頃からずっと、そう思ってたんだけどな》『そっか…』

『ﾁｰ、ﾁｰって言ってみ？』『ﾁｰ？』『笑った♪』『徹…好きだよ』『俺もだよ』

《言うと思った…そういう意味じゃないってば…》『妹だと思ってるよ、龍より

可愛いんだわ…龍には内緒な』そして『徹！おめでとう』

『帰んの？』『又来るから』龍はﾁﾂﾞから貰ったパンを徹に渡す♪『お前も

チーも器用な方じゃねぇよな、頑張れよ、ﾁｰには龍の方が似合うよ』

『兄貴、俺も　そう思うんだ』

『慰めてやろうか？』『アンタ私に気使ってんの？喧嘩売ってんの？どっち？』

『どっちでもねぇよ』『何で此処来たのさ』徹と最後に遊んだ場だから…ﾁｽﾞが

此処に居ると思った龍♪『あの日は龍の誕生日だったのに、ごめん』『袋

ｻﾝｷｭｰな』『アンタでしょ？徹呼んだの…嬉しかったよありがとね…』

本気で叶うと思って無かったかもしれない、徹は憧れの兄ちゃんだったかも

と言うﾁﾂﾞ…『分かってるよ　ちゃんと好きだったって、分かってるから』

『慰めてよ…龍…』　　　　　　　　　《今年はじめての　雪の日でした…》

※何と言う～イケメン兄弟！ますます惚れてしまうではないの！(●>艸<●)ｗ笑ｗ　龍がチヅからパン貰った
　から来いと電話したのは徹でしたね！　往復で７時間の道のりですか～(^_^;）凄いなぁ～

　ソレが分かっていて帰ったばかりの兄ちゃんに　又来いと、チヅの為に電話する方もする方ですが、来る方も
　来る方ですね！ホント律儀♪　こんな　イケメン兄弟に愛されているチヅってなんて幸せ者なんでしょ！
　この違いは何処から来るのかね？（笑）

　徹に言いたかった事『好き』と『おめでとう』言えて良かった！あの時、『おめでとう』と言えなかったのは
　本心からそう思えなかったからでしょうね♪でも今は違う…徹を祝福出来るってチヅは一皮剥けた様です（笑）

　最後の龍とチヅ…良い感じにも見えますが、チヅは家族に泣きついている感じなんでしょうね～それでも、
　龍の方はなんとも思わないのかな～ソレだけで良いのかな～(；￣ー￣A ｱｾｱｾ･･･下世話でスミマセン（笑）