ダンタリアンの書架 #8 「第9話 等価の書／第10話 連理の書」

ダンタリアンの書架　#8　
「第9話　等価の書／第10話　連理の書」


【第9話　等価の書】

『ダリアン、イェーイ！』『お前、可笑しな格好ばかりしているから、とうとう髭まで
生えてきたのですか?』カミラが久しぶりに訪れ、お土産が有ると言うが…その時
ダリアンはティディベアのオークションカタログを見ていた…レアモノの１つのベアに
いたくご執心のダリアン…カミラは突然『あら？この子…ねぇヒューイ、何か頂戴』
ヒューイはただのペーパークリップを差し出す…




行きつけの書店から幻書を手に入れたと連絡が入りヒューイとダリアンは向かうが
どうやら手違いで、髭の生えた若い娘に売った事が判明！その幻書は【等価の書】
早速カミラの屋敷へ…すると執事が懐中時計とクリップを交換していた(^_^;)
その後、カミラの足取りを追う二人はカミラが次々と物々交換をして行って
つい先程、ガメツイと噂の有名なコレクターの邸へ向かったと聞く♪




『貴女がご所望の品は私にとって命よりも大切なコレクションの１つなのですよ』

ヒューイ達がコレクターの家に駆けつけるとカミラは既にダリアンが欲しがっていた
くまの縫ぐるみを手に入れていた…カミラは等価の書と交換したのだった(^_^;)
『お前はやっぱり、アホなのです』『まぁ～アホはアホでも善良なアホだな…』



※物々交換して行って、クリップから宝石のネックレスまで行ったようですのですが
　何処からそれがみかんになって、タバコ１箱になったんだか・・・（笑）

　でも、ま～無事で、目的の物を手に入れられのですから…わらしべ長者の様な
　お話でした…大して面白くなかったかも(^_^;)　







【第10話　連理の書】


くまの縫ぐるみも手に入れ、ダリアンはご機嫌♪それを良かったと笑うカミラ…
そんな時『少尉殿！助けて下さい！』アルマンが訪ねて来る♪カミラとダリアンを
見ただけで手から枝が出て攻撃！？実はアルマンは幻書のおかげでリアンナと
言う素敵な彼女が出来たが…その幻書は持っている者同士を引き会わせてくれる
【連理の書】で、雌雄２冊で構成されていてもう１冊はリアンナが持っていた…




リアンナは清楚で美しく、大人しい理想の女性だった♪『アルマン、結婚しましょう』
リアンナから申込しこまれ、その場で婚姻の誓約をした…その後は幸せな日々が
続いたが…『浮気をしたのですね？』『してませんよ！』




アルマンが転んだ女性に手を差し伸べたり、メイドと談笑しするだけで機嫌を
損ねるリアンナ…『この！女ったらしが！』




そんな話をしていると来客…『あ！リアンナです！助けて下さい！』

『アルマンがお邪魔しているのではないかと思いまして…』リアンナを案内すると
『また別の女と…』リアンナは怒り『助けて下さい！少尉殿！』ダリアンは『こんな男
１度死ねばいいのです』その通り、リアンナの炎で焼かれたアルマン…
リアンナは幻書をヒューイに返し、『さようならアルマン…私の愛した人…』




婚姻の誓約は死を分かつまで…どちらかが死ねば無効に成る…『どうだい？１度
死んで生き返った気分は？』『最悪です…本も女も恐ろしい物だって良く分かりました…
これからは慎ましやかで清楚な女性は止めにして、明るく活動的な女性にします。
胸の大きいのも良いなぁ…』『は？え？何処見てんのよ！スケベ！』
『は～いや…失礼…でも良かったら今度食事にでも…』『イヤです！』　
『こいつ…全く凝りてないな…』『バカは死んでも治らないとはこの事なのです‥』




※【連理の書】とは…持っている相手同士、惹きつけ合う性質で、婚活中の
　アルマンにとっては持って来いの幻書でしたが…(^_^;)大失敗でしたね♪

　惹きつけて、そして堅く結びつける…それはいいですが、一切の妥協を許さない
　人なら、本当怖いです！そもそ…自分に不釣合なほどの相手が近づいてきたら
　大抵、何かあると思ったほうが良いかも！（笑）

　まぁ…幻書に頼るとロクな事は有りませんね(^_^;)